◎カテゴリー別アーカイブ: ヘリコプター(1)

2012年05月10日

ベル47ヘリコプター、NY 

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米国、New Yorkにおいては少なくとも2機のベル47ヘリコプターがmuseumの展示品として公開されています。その2機のうち、人の目にふれる機会の多いほうから紹介しましょう。日本でもその収蔵品の一部が公開されたことのある、ニューヨーク近代美術館、M0MAにデザインの優れた近代の工業製品の一つとしてベル47が展示されています。最初に見たのは’80年代で、その後、建物が大幅に刷新( 2002~2004)されましたが、2010年秋の再訪時、同じ機体が同美術館のアトリウムに吊り下げられ、空中に浮揚しているような展示方法で公開されているのが確認でき、感銘を受けました。ベル47は、やはり米国を代表する近代産業製品の一つなのでしょう。







もう1機のベル47は1950年代、朝鮮戦争時にmedvac機として活躍した機体で、それを収蔵し展示しているのは 米国海軍の空母イントレピッドをそのまま博物館化した、Intrepid Sea-Air-Space Museum(マンハッタン西岸・89番桟橋)。 艦艇、飛行機好きには充分、見ごたえのある博物館で、2012年7月からはSpace Shuttle, ENTERPRISEが展示品に加わる予定。Model 47は艦内に展示されているが、完全体でなく、コックピット部分およびエンジンを含む機体後部の一部のみ。両サイドに担架が固定されていて、見学者はそれに横たわったり、また機内への搭乗が許されている。(写真、追って掲出予定)

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2012年05月06日

初めてのヘリ搭乗

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ヘリコプターの仕事、それも輸入代理店で機体を担当している部署にいると、デモ飛行等で取り扱っている機種に業務で搭乗する機会があります。米国在勤時代を含め、多くのベル機に搭乗してきました。機体販売においては、性能、乗り心地、機内騒音等を、実際の飛行により体験しておくことが必要で、搭乗機会があれば、機体内外をじっくりと”観察”するとともに、パイロット、整備士から各種コメントを聞いておくことを心掛けてきました。デモ飛行ではありませんが、機体の振動調整後の確認飛行にベル社技術者との同乗を要請され、ベル222でかなりハードな飛行をした経験があります。またベル206L-1の西日本デモ・ツアーでは開催場所間の移動飛行も同乗させてもらえ、ヘリ利用の出張になったこともあります。ところで、ベル一筋のヘリ人生でしたが、生まれて最初に乗ったヘリはベル機ではありません。1977年7月1日付で企画業務部から宇宙航空部へ移動し、ヘリ担当となってすぐ、東京ヘリポートでエアロスパシアルSA360C “Dauphin”のデモ飛行が開催されることを上司から聞き、東京ヘリポートでの運航会社訪問と併せ、できれば同機に搭乗することを考えました。まだ業界で顔が割れていないこともあり、ある運航会社の社員ということで、搭乗を果たしたのです。搭乗日は1977年7月9日で、機体は東邦航空所属のJA9166でした。

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2012年05月06日

ヘリコプターとの遭遇

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仕事で多くの年月を捧げることになった、ヘリコプターという航空機商品に最初に遭遇したのはいつだったかは思い出せない。中学校時代には、「航空ファン」・「航空情報」という月刊航空雑誌を愛読し、また市場に出たばかりのプラスティック製のキットを組立てていたので、この戦後に実用化されたヘリコプターという航空機にも当然、興味を抱いていた。展示されている川崎航空機製のベル47型(どのタイプかまでは不詳)を目の前で、見る機会があったのは大阪で開催された国際見本市だったと思う。
また1961年9月には中学校の仲間と自転車で西宮から西国街道(国道171号線)を走り、伊丹空港(現在の大阪国際空港)へ航空記念日の航空機展示を見に行った。当時の写真が残っているが、ベル47、米軍のカマン・ハスキー、S-51等を撮っている。当時は、その後、ヘリコプターにかかわる仕事に携わることになるなど知る由がない。以下は当時撮影した、50年以上!前の写真。(離陸するベル47と米海軍のカマンHOK-1)

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◎プロフィール

野田真吾
エアロファシリティー株式会社 顧問
ヘリコプターのエキスパート
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