◎カテゴリー別アーカイブ: 映画との出会い

2012年07月31日

航空機映画‐3

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最近では、ほとんどの映画のDVDが1枚、1000円で購入でき、新しい作品でも、映画館での公開からDVD, Blu-Ray のリリースまでの期間が短くなっています。映画館で鑑賞し損ねた作品もしばらく待てば、DVD/Blu-Rayで購入あるいはレンタルできます。さらには見たい時に、高画質画像データを個人の端末機器に配信してくれるサービスもあります。さて、不思議なことに、日本で公開された映画でそれなりの評価を受けた作品にもかかわらずDVD化されていない作品があります。航空機映画の分野では、ビリー・ワイルダー監督、ジェームス・スチュワート主演の、米国人パイロット、チャールズ・リンドバーグによる大西洋無着陸横断飛行を描いた伝記映画、「翼よ、あれがパリの灯だ」が長い間、日本ではDVD化されず、米国出張時に米国版を購入しました。今年に入り、やっと、オン・デマンド・ベース(受注販売)となりますが、日本国内でも入手可能となっています。もうひとつ、日本版DVD/Blu-Rayが入手できない( 2012年8月現在) 航空映画の佳作がジョン・ウェイン主演の「紅の翼」(原題:The High & The Mighty、 1954年作品)です。元祖航空パニック映画といえるこの作品、米国でも長い間、DVD化されなかったようですが、2年前、米国で購入しました。日本ではなぜリリースされないのでしょう? アカデミー賞を受賞したディミトリー・ティオムキン作曲の美しいメイン・テーマは覚えておられる方も多いと思います。

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2012年06月11日

航空機映画-2

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多くの映画でヘリコプター(回転翼航空機)が活躍しています。実際に機体が画面に登場すしている作品は、アクション映画を中心にかなりの数になります。また裏方として、空からの俯瞰ショットの撮影にはヘリコプターが多用されています。ヘリコプターの存在感の大きな作品を紹介しておきますので、ぜひ機会があったらご覧下さい 。       *「ダーテイー・メリー/クレージー・ラリー」(1974):ベル206によるカー・チェイス                    *「カプリコン1」(1977):ヘリvsヘリのスカイ・チェイス                            *「地獄の黙示録」(1979):ヘリコプター飛行時の”音”が効果的に利用されています。                               なお以下の2作品は、タイトル直後のキャスト・スタッフの紹介部分の背景画像が飛行するヘリコプターとなっています。                         *「M*A*S*H」(1970):朝鮮戦争時の野戦病院を舞台にしたブラック・コメディ。    傷病者搬送仕様のベル47の飛行シーンが使用されています。                          *「タワーリング・インフェルノ」(1974) :高層ビル火災を描いたパニック映画大作。 ベル206が, そのビルの屋上に着くまで飛行シーンが使用されています。

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2012年05月29日

西部劇‐2

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「駅馬車」「捜索者」「黄色いリボン」等、多くの名作西部劇映画を監督した、ジョン・フォードが、最後の作品となった「シャイアン」まで9本の作品でロケ地と選んだのがユタ州とアリゾナ州にまたがるMonument Valley. メサとよばれるテーブル状の台地、されに岩山のようなビュートが点在する赤茶けた景色は見るものを圧倒する迫力があります。先住民のナバホ族の居留地内にあるため、1990年代の訪問時には入場料を払った記憶があります。周回道路があり、持ち込んだ車で一回りすることができました。

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2012年05月28日

西部劇-1

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最近では、「西部劇」という言葉を聞いて、すぐに何のことか判らない人もいると思う。我々、団塊ボーイズの中には、中学生のころ、テレビで連日、放映されていた、19世紀後半の米国西部を舞台とするWestern, 西部劇に親しみ、その後も愛好している人が多い、私もその一人である。つい先日、朝日新聞でその映画作品の人気ランキングがの結果が掲載されていた。一位は米国でも数ある同種アンケートの一つでやはりトップとなっている、ジョージ・スティーブンス監督作品(1953)の「シェーン(SHANE)」。どこから現れ、街の悪者を退治し、どこかに去って行くという日本の股旅ものに似たプロット、撮影ロケ地に選ばれたワイオミング州、グランド・ティトーン国立公園の素晴らしい景色、ヴィクター・ヤングの音楽、さらにタイトル・ロールを演じる、アラン・ラッドの名演技、脇を固める助演俳優の好演で、忘れえぬ作品となっているようだ。

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2012年05月24日

映画について 

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好きなことの一つに映画鑑賞がある。映画には実に多くのことを学んだ。映像制作技術が長足に進化した現在、映像化できない事象はないといって過言ではない。1960年代からの映画ファンである私は、まだ古き良き時代の映画を通じて、映画の楽しさ、面白さを知った世代と言えると思う。父母が映画好きで、雑誌「映画の友」が時々、手元にあった。 一人で映画館に足を運ぶようになったのは中学2年のころからだと思う。それ以前に家族で行った映画は、西部劇「騎兵隊」、戦争活劇「ナバロンの要塞」、「眼下の敵」、「追撃機」、文芸作品「白鯨」などがある。またご近所の方々とドイツ映画「野ばら」を見に行ったことも鮮明に記憶している。

映画という映像表現手法の素晴らしさに魅せられたの1960年公開のエピック、「ベン・ハー」。昨年、公開50周年を記念して発売されたブルーレイの完成度は素晴らしく、完成当時の完璧な色・音が見事に再現されている。この「ベン・ハー」で完全に映画にはまることになりました。

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2012年05月24日

航空機映画 1

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2005年、ハワード・ヒューズの生涯を描いた映画「アビエーター」の日本での公開時期近辺に「ステルス」、「フライト オブ フェニックス」という航空機映画の公開が重なり、航空機映画ブームの到来か・・・という時期があったが、いずれも大ヒットにはならならなかった。いずれ書こうと思っている西部劇同様、興業的には難しいジャンルのようだ。複葉機が飛び回る第一次世界大戦が背景の映画については、2011年、5月に公開された「レッド・バロン」はまだしも、2007年11月に公開された「フライボーイズ」にいたってはは東京では2館でのみの公開という扱いで、普段、行ったことのない渋谷の映画館まで足を運んだ。航空機映画で機会があれば鑑賞をおすすめする作品についもいずれ触れるが、ここで、紹介したい傑作が、正確には航空宇宙映画といえる「ライトスタッフ」。はじめて音速の壁を突破したチャック・イェーガーと米国最初の有人宇宙飛行を目的とするマーキュリー計画に宇宙飛行士として選ばれた7人の試練・活躍を描いた3時間の大作で名作として評価されている。ちなみにチャック・イエーガーが操縦し、1947年にマッハ1.015を記録した機体、X-1はその後、ヘリコプター専業会社になるベル社の前身であうベル・エアクラフト・コーポレーション。

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◎プロフィール

野田真吾
エアロファシリティー株式会社 顧問
ヘリコプターのエキスパート
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